中央学園、アメリカ大陸で最も古い歴史を持つ日本語学校の75年間

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社団法人中央学園は、子どもから大人まで、家族のような雰囲気で日本語と日本文化の両方を学ぶことができる、非営利の文化および教育センターです。中央学園の教師陣はネイティブの日本人であり、あらゆる国籍の生徒に対し教育を提供することのできる豊富な経験を持っていることが特徴です。

  

中央学園の歴史、それは75年前の1944年12月5日まで遡ります。山城秀雄学園長のもと、共栄会の事務所の2階フロアを一時的に利用して、日本人移民の子ども達に日本語教育を行ったことから、学園の運営がスタートしました。その後1945年に共栄会の事務所は売却され、中央学園は移転の手配が行われました。

   翌年の1946年、今日まで学園の各行事で歌われていた校歌の作者である松尾神一氏が学園長に就任しました。1947年には幼稚園が始まり、当時の学園長であった横田貴衛也氏の下、初代の生徒が卒業していきました。 そして1950年までに、中央学園、タクバ学園、トラルパン学園、そしてコントレラス学園の4校に代表される既存の文化センターは、一時的に “墨都学園連合”と呼ばれる組織を形成しました。その後1954年、山本俊平学園長の就任期間がほぼ終わる頃に、補習校も創設されました。 

1954年、中央学園の学校長として初めて日本語教育の有資格者海老沢潔氏がメキシコに来ました。彼は、午前中は日系企業の社長の子息たちに日本の公式なプログラムに則って教育を提供し、午後には日系人の学生達にも、個人ごとのレベルに合わせた教育プログラムを提供しました。 

その年までに、トラルパン校は閉校、またタクバヤ校が設立され、そして中央学園は設立10周年を迎えていました。

1964年、当時皇太子および皇后であった太上天皇明仁様と太上上皇后美智子様から、百科事典が寄贈されました。またその後何年もの間、多くの生徒の保護者から1969年にはピアノ、またその他にも舞台ステージ、緞帳、垂れ幕や演壇といった、毎年行われる伝統的な学芸会のための多大な寄付を受けました。

 

1977年、社団法人日本メキシコ学院が設立され、40人以上の学生が中央学園から転校しました。しかし多くの家族は転校に伴う費用や授業料を支払う手段がなかったので、中央学園は南賀寿子教員の指導の下、言語および文化教育を彼らに対し継続して提供しました。 1983年、国際交流基金は中央学園に対し、教材の寄付に加え、資金の提供を行い、さらに1986年、当時の日本の外務大臣だった安倍晋太郎氏は、日墨間の良好な友好関係に貢献したとして、功労賞を授与しました。また1988年にも、JICA(独立行政法人国際協力機構)が、海外の青少年育成プログラムの教師派遣の支援を始めました。 

1994年、松原佳代学園長の指揮の下、設立50周年記念式典と学園祭が開催され、1997年に開催された学園祭においては、「日本人のメキシコ移住100周年」を記念しました。また 60周年となる2004年、当時の在メキシコ日本国大使であった西村光世志氏の取り持ちのおかげで、中央学園は初めて日本政府からの寄付を受けました。その後学園は改装され、青少年のための教育プログラムを毎週土曜日に開始しました。 2009年、松原学園長は日本の勲章の一つである「勲四等旭日小綬章」に選ばれ、当時の在メキシコ日本国大使小野正昭氏から受章しました。また中央学園は、日墨関係400周年記念祝賀会に参加しました。

  

中央学園は2019年で75周年を迎えます。そして記念式典は日墨協会、元在日メキシコ留学生協会、在学生、卒業生、教師、元教師、保護者、そして親しい友達たちによって企画・運営されます。   

 8月24日、記念式典の基金を募る目的として、ディナーダンスが開催されます。 また、75周年記念式典は今年の11月10日、在メキシコ日本国大使である髙瀨寧氏も出席します。ご興味のある方はどなたでもご参加できますので、詳しくはお電話にてお問い合わせください。TEL:(55)5519-7076 

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