メキシコのインディーズの漫画

 -  - 


ダミアン・ガルシア

私の名前はダミアン・ガルシアです。メキシコで漫画を書いていて、「Usaka Family」のディレクターをしています。「Usaka Family」は、メキシコのプエブラを拠点としたスペイン語圏におけるインディーズコミックです。このプロジェクトを10年していて、4年前の2015年に営業活動を始めました。

このプロジェクトは2009年に開始し、当時は編集者同士のオンラインミーティングで自分たちの漫画を一緒に読み、読んだ後にフィードバックをしていました。このミーティングでは、お互いを「ファミリー」と呼び、描くときになるとFrancisco RicoがUsakaという言葉を使用しました。この言葉はUSer mangAKAの略語で、当初はFrancisco Rico、Marcia Juárez、Mauricio Castells、Antonio Fernández、Oscar Marcosと私だけで運営していました。時間の経過とともに、より多くの編集者が集まり、オンラインミーティングという形からブログに変わり、その後デジタル雑誌そして今はインディーズコミックという形に変化していきました。

しかし、ここで言う「インディーズ」とはどういった意味だと思われますか?スポンサーをつけずに全て自分たちで運営していると言うことです。2014年、私はプエブラでの展示会に出展するという勇敢で、クレイジーで、リスクのある決断をしました。家のテーブルクロスを敷いて、そこに空き缶を置いてスタンプとポスターを印刷し道を通り過ぎていく全ての人に寄付をお願いしました。集まった少額の寄付金で漫画「Carnaval」

を1巻印刷し、そして翌月には漫画と一緒にスタンプ、パイを同時に販売していました。

毎月色んなものや新巻を持ち込んで、少しずつUsaka Familyが形になっていきました。営業活動を開始した2015年、日本大使館主催の国際漫画祭に参加申し込みをしました。そこで私のコミックがメキシコ代表として選ばれたのは大きなサプライズでした。また、Usakaプロジェクトが大きな可能性があると確信しました。

2012年より「Oneshots」という年次コンテストを開催しています。このイベントでは、漫画がランダムに選択されます。今年、第7回コンテストを行いとても前向きなフィードバックを頂きました。またメキシコ、スペイン、チリ、アルゼンチン、コロンビア、ベネズエラ、ペルーから50件もの応募を頂きました。今年私たちはClip Studio Paintという日本のソフトウェアをスポンサーとして漫画を描くことになりました。

また、私たちにはマスコットがいます。頭にハチマキを巻いた「Takomaru」という青ダコです。それをぬいぐるみ、ノート、スタンプに使用してきました。今年、青ダコより大きくかわいい「Takopeluche」という新バージョンがリリースされます。

コンクールにて私たちは漫画の中でユーモアをもってTakomaruを描くよう全ての参加者にお願いしています。

メキシコでは、若い漫画家のアイディアが聞かれないことが多いので、芽を出せていない多くの才能ある漫画家がいます。私はそんな彼らの作品を読んでみて、フィードバックし自分たちの作品に対して客観的な意見を持てるようサポートし、彼らの腕を磨けるようにしています。Usakaは、コンクールでの勝敗の理由を説明し良かった点を示しながら改善点を挙げてフィードバックをする、国内で唯一の出版社です。

私たちは才能を売っています。ここ4年間のマーケティング活動で、革新的でとてもはっきりとした特徴を持つ12個もの作品に出会いました。これら全ての作家は、歴史における彼らなりの役割を果たし、国内におけるモデルとして確立しています。今月私たちは11,000刊漫画を売るという目標を達成しました。私たちのカタログはとてもバラエティの富んでいて、万人受けするよう意識しています。既に65巻まで出版しており、私自身はディレクターとしてUsakaを代表しメキシコ、コロンビア、スペインにて1年で40回イベントに参加しました。ブックフェアやコミック選手権、アニメフェスティバル、そして私たちのオンラインショップにて作品を売っています。今年はアルゼンチン、フランス、そしてもちろん日本を訪れることができればいいなと思っています。

Usaka Familyのプロジェクトを知りたい方は下記リンクでご覧ください。

www.familiausaka.com

bookmark icon