ポソール:

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一つの飲み物にトウモロコシとカカオの味

ポソールは美味しく栄養のある古来の飲み物で、スレステ・デ・メヒコの伝統的な飲料である。ポソールは、メソアメリカに古くから住む人たちに愛飲されている。(メソアメリカとは、ユカタン半島や中央アメリカ地域の中南部を指す。)ポソールはタバスコ州に起源を持ち、その地域の古来マヤ人がこの幸運の飲み物の創始者だ。

ポソールは主にトウモロコシとカカオによって調合される飲み物である。はじめに、メソアメリカに伝わる技術によってトウモロコシが調理され、調理されたトウモロコシは「ニックスタマール」と呼ばれる。ニックスタマールとは、Náhuatl語において、「機械で調理されたトウモロコシ」という意味である。インディカの語源と同じように、トウモロコシは水の中で機械によって調理され、 乾燥されることによって得られる。例えば、伝統的なトルティーヤを調理するためのテーブルで乾燥される。この場合は、ニックスタマールに対して調理されたカカオが加えられる。カカオはチョコレートを作るために利用される種子であり、この場合、すり潰されて調理されたカカオはニックスタマールと混合される(お好みや生地の厚さにによって、生地が完全もしくは塊が残る程度にすり潰される)。均一な生地となるまで混合がなされたら、さらに水とアイス、砂糖を加える。

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もともと出来立てのポソールの味は苦いので、砂糖は好み次第である。しかし、伝統の家業として職を引き継いできた幸せの飲み物の専門家たちは、トウモロコシの調理法(ニックスタマール)をほど良く実施し、トウモロコシとカカオの硬い粒の調理実行を伴った長い時間を経て生地を得るために辛抱強さを持ち、ポソールを良い味の飲料にするのである。

さらには、トウモロコシが炭水化物を多く含み、カカオが高カロリーであることから、ポソールはかつて、メソアメリカの原住民たちや植民地時代に支配を受けていたインディヘナたちにとって優れたエネルギー源である飲料であった。そのためポソールは、水分供給と栄養供与の両方の役割を果たした。そのおかげで彼らは、高山気候と過酷な勤務の日々を耐え忍ぶことができたのであった。

Florinda García Méndez, 60, a pozol vendor {CQ_LINK}, holds out pozol, a traditional drink made from cocoa and served in a gourd {CQ_LINK}, at her stall outside of the Templo de Santo Domingo de Guzmán {CQ_LINK} in Chiapa de Corzo {CQ_LINK}, a city in Chiapas, Mexico. Méndez, who has been selling pozol since she was seven years old, gets up at 3 a.m. to cook the corn and brown the cocoa. (Marissa Revilla, GPJ Mexico)

ポソールがトウモロコシとカカオからなることは伝統であるが、しかし実際にはブランコ(カカオなし)やアグリオ(発酵)など他の手段があるので結局は好みと地域伝統次第ということになる。現在では、メキシコの中心部ではポソールは一般的ではないが、主にメキシコ東南地域では大量に消費され続けている。したがって、もしあなたがいつか、サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(チアパス)、ヴィアデルモサ(タバスコ)、カンペチェ(カンペチェ)、プラヤ・デル・カルメン(キンタナ・ロー)などの南東地域の良く知られた市を訪れる機会があれば、またはレストランのドリンクメニューの中や、良く着飾った行商人のなかでポソールの文字を見かけたら、ためらわずにトウモロコシとカカオの味を試してみてほしい。ポソールにあるマヤのエネルギーによって、あなたは水分を供給するだけでなく栄養付けられるだろう!

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