メキシコのどんなお土産を買いますか?

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メキシコは民芸や手工業が非常に盛んで、バリエーションが豊富です。メキシコの南部、中心部、北部と場所によって違ったものを見つけられます。そんなメキシコでは海外からのお客様を飽きさせないいわゆる「お土産」大国とも言えるのではないでしょうか。一般的にメキシコのお土産といえば、伝統工芸品とテキーラを代表するアルコールや食べ物ですが、それらは、それぞれの土地や民族の歴史を持つものが多くオリジナリティに富んでいます。

伝統工芸品の分野では、メキシコには63以上の民族グループがあり、それぞれの民族の文化的表現に多様性があります。メキシコは伝統と手工芸品の分野で非常に富んでいる国といえるでしょう。いくつかの民芸品はメディアで発信されたり、世界で上映される映画のワンシーンとなったために、よく知られているかもしれません。まず、ビーズを用いた民芸品から紹介しましょう。ビーズでブレスレット、指輪、ネックレス、チャーム、イヤリングなど様々なものが作られます。また、「チャキラ」と呼ばれるビーズで装飾を施した、頭蓋骨や動物などをモチーフにした置き物があります。ハンドバッグ、コインケース、財布、バックパックを見つけることもできます。この色とりどりの作品が特徴になっている民族グループはNayarit(ナヤリ)のHuichol(ウィチョル)族ですが、それらはメキシコの様々な地域で商品化されています。

お土産におすすめしたいもう一つの伝統工芸品は、焼き物の作品です。オアハカの磨かれつやのある黒い陶器は、花瓶、ろうそく立て、ビューローランプ、イヤリング、チャーム、ブレスレットなど様々な作品でとても有名です。また、オアハカの粘土で作られた工芸品は他の地域のものより艶があり、ホットチョコレート用のピッチャー、香炉、鍋などを見つけることができます。プエブラや他の州も、花の模様が描かれた土鍋などの作品で有名です。

ご紹介したい伝統工芸品の3つ目は、プエブラのタラベラ焼きです。食器やお茶セット、器、センターテーブルなどを見つけることができます。タラベラ焼きの大きな特徴は、特別な方法で主に青と白にペイントされていて、すべて手作業で行われることです。タラベラ焼きはメキシコの中でのアラブ文化の遺産となっています。

メキシコは、鉱業も盛んな国です。たとえば、ゲレロ州のタスコ(Taxco)では銀を採掘し、お土産にぴったりのいろんな銀細工が作られています。イダルゴ州からは金が採掘されます。特に注目したいのはチアパスの琥珀です。銀と琥珀、または金と琥珀を組み合わせた装飾を探すことをおすすめします。

また、有名なアレブリーヘスは先ほども紹介したオアハカ州の民芸品です。アレブリーヘスは、すべて手作業で作られ、ファンタジーな世界の神話的な動物をモチーフにした明るい色使いの木掘りのアートです。様々なサイズと形があります。空想的で色とりどりのトラ、ジャガーなどの哺乳類や、鳥や昆虫など様々な生き物をモチーフとしたアレブリーヘスを見つけることができます。

古代からメキシコでは死者を崇拝し祀ってきました。現在でもこの習慣は続いています。昔は人間の頭蓋骨そのものが装飾されていました。スペインの征服の後、この習慣は木、粘土、その他の素材で作られた頭蓋骨の装飾に置き換えられました。今では頭蓋骨のモチーフが一種のメキシコ文化を代表するシンボルの一つとして、例えばTシャツやキーホルダーなどのデザインに組み込まれることが多いです。

織物は、メキシコの先史時代においてはいわゆる先祖代々の知恵が書かれた歴史書の役割を果たしております。先史時代では、いわゆるアルファベットのような文字は使用されず、彼らは手書きの記号のようなものを使いました。そして、衣服に刺繍としてその記号を刻んできました。それで、一般的に先住民族の男女の民族衣装にそのコミュニティの歴史が織り込まれています。これらの織物や衣服の施された刺繍は優れたデザインとして認知されています。

そして、最近では世界中で有名になった、フリーダカーロ、ディエゴリベラ、エミリアーノサパタなどメキシコ人を代表する著名人をモチーフにしてプリントしたTシャツもお土産として人気があります。

工芸品の紹介の最後に、より現代的な伝統を表す、チャロとマリアチの帽子を取り上げましょう。金と銀の飾りで装飾された大きな帽子です。また、海外ではメキシコ文化の代表ともなっているわら作りの帽子もあります。

メキシコ料理もメキシコ文化をよく表すものです。辛いサルサの入った料理を紹介します。伝統的な料理もある一方、産業的なものもあります。その中でも伝統的なお菓子は、贈り物にぴったりかもしれません。チャラムスカ、プエブラのスイートポテト、オブレアス、ほかにもたくさんのお菓子が人気です。ベラクルス州パパントラ産バニラもお菓子のお土産に追加することができるでしょう。とてもアロマティックで深いフレーバーが人気で、お土産にすればとても喜ばれることは間違いありません。また、メキシコ料理を代表するの「モレ」は、様々な種類のチリペッパーとスパイスをベースに作られます。モレはメキシコの特徴的な食べ物で、特別な機会やおめでたい場に出される料理です。その風味は、辛み、塩味、甘さがミックスした特別なもので、豚肉や鶏肉と一緒に振舞われます。

飲み物といえば、チアパス、オアハカ、ベラクルス、プエブラのコーヒー豆をお土産にできるでしょう。高地で作られるメキシコのコーヒーは、世界でも有​​名です。

そして最後にご紹介したいのがチョコレート。オアハカのカカオ豆は世界的に有名です。オアハカのチョコレート屋の店先は、挽きたての香しいカカオの香りでいっぱいです。また、ベラクルス、グアナファトおよび他の州でも手に入れることが可能です。そして、ロンポぺと呼ばれるエッグノッグのような飲み物も有名です。もともとプエブラのカトリック修道女の修道院で作られた飲み物で、少量のアルコールを含みます。牛乳、卵、バニラ、砂糖で作られ、例えば桃のシロップ漬けと一緒にデザートとして楽しむことができます。

どんなメキシコ物産を贈り物として選ぶとしても、送る人への愛と愛情のしるしとなる素敵なものがたくさんあるでしょう。今回はメキシコの素晴らしい物産のほんの少ししか説明できませんが、お店やマーケットでは、伝統的なものから高級デザイナーの作品まで、さまざまな物産が見つかります。メキシコの物産をプレゼントとしてメキシコの歴史の説明付きならさらに喜ばれることでしょう。

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