Month

febrero 2019

All posts published in febrero 2019

9 posts

Bookmark?Remove?

時空を超える伝道 トラクイロの巧みと意識

 - 

日本とメキシコの歴史の長さに敬意を表し、今回も両国の文化をご紹介していきます。以前も申しました通り、両国の類似点や相違点を浮き彫りにするために歴史や文化の根幹を掘り上げ、お互いの「根」を知ることで両国関係をより強めるきっかけにしたいと考えています。 今や物事を残すことは、昔と比べて容易な時代となりました。私たちはそれぞれに確立した言語を持ち、それを使い伝え残す手段も数多く存在する世界に生きています。しかし数百年前に溯ると、両国においてもそれが難しい時代が存在していたのは、皆さんもおわかりのことでしょう。 16世紀の... More »

Bookmark?Remove?

現代のシンデレラ ヤリッツァ・アパリシオの場合

 - 

メキシコの先住民族の両親を持つ女優ヤリッツァ・アパリシオは、映画『ハリポッターとアズカバンの囚人』の監督で世界的にも有名なメキシコ人のアルフォンソ・キュアロン監督による長編映画『ROMA/ローマ』の主人公としてデビューし、数多くの賞にノミネートされました。 この『ROMA/ローマ』は、1970年代の首都を象徴する地区のひとつ、メキシコシティはコロニア・ローマに住む中流階級の家族の日常生活を描いた作品です。キュアロン監督はこの映画の製作にあたり、彼自身の幼年期を思い返し、家族同然であった家政婦であり自分の乳母への尊敬... More »

Bookmark?Remove?

パステ:多彩なメキシコの食文化

 - 

メキシコはご存知のように文化の多様性に富む国です。その中でも際立つのがメキシコ料理といえるでしょう。バリエーションの豊富さは印象的で、そしてそれぞれに代々受け継がれた伝統的な調理法で作られている料理は、UNESCOにより無形文化遺産に指定されています。 とはいっても、先祖伝来の伝統料理だけがメキシコ料理ではありません。そこは移民の国・メキシコ。年月を経てメキシコ料理のメニューに加わり、名物料理の地位にまで昇格した海外伝来ものもあります。その味の中には、もともとの生まれ故郷、そしてメキシコの歴史が秘められているのです... More »

Bookmark?Remove?

国民目線の選択とは 大統領が実施する「住民投票」

 - 

連邦住民投票法第6条の定義によると、「住民投票」とは、国民が投票で自らの権利を行使することにより政治参加するシステムであり、全国的に重要な課題についてその意見を投票で表明できるものです。同法第12条では、大統領も住民投票を求めることができるとしています。 アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領は、この国民に開かれた政治参加の仕組みを活用して、政府の新規プロジェクトを実施すべきかどうかを決定しました。このやり方は彼にとって初めての試みではありません。住民投票は2014年3月14日に上記の法律において規定された... More »

Bookmark?Remove?

気になる食料品のお値段は? 地域比較で見える国内の物価状況

 - 

どこの国のどんな場所に住んでいても気になるのが物の値段。物価は私たちの生活に直接影響します。そこで今回はメキシコの生活必需品について見ていきましょう。 一般家庭が収入の範囲内で購入し、家族の基本的なニーズを満たすために必要不可欠な生活必需品は既にリストアップされており、そこには80品目が掲載されています。食料品にはサラダ油、ペットボトルの水、米、ツナ缶、砂糖、インスタントコーヒー、ビール、チョコレート、小麦粉、卵、牛乳、コーントルティーヤなど。その他の消耗品とサービスには鎮痛薬、抗生物質、避妊薬、バス、マッチ、映画... More »

Bookmark?Remove?

知られざるベイスボルの輝き 大いなる可能性を秘めたメキシコ野球

 - 

「メキシコを代表するスポーツは?」と聞かれると、ほとんどの人はサッカーと答えるでしょう。しかし、サッカーのように長い歴史を持ち、世界的に注目されているスポーツがあります。それは日本でもお馴染みのスポーツ。そうです、あの野球なんです。 メキシコにおける野球の起源ははっきりとわかっていませんが、近代野球の発祥の地であるアメリカから1877年頃に国境近くの3つの町、タマウリパス州ヌエボ・ラレド、ソノラ州グアイマス、ヌエボ・レオン州カデレイタ・ヒメネスに伝わったというのが通説です。その年の終わりには野球人気に火が着き、当時... More »

Bookmark?Remove?

メキシコシティでの週末の過ごし方 チャプルテペックの森を訪問 パート1

 - 

メキシコシティの中で、その豊かな自然が都会の人たちのオアシスになっているチャプルテペックの森。この森は、歴史に富み、そして魅惑的な場所として、首都のレクリエーションや文化の中心地となっています。メキシコ国内で最大の面積と歴史を誇る場所の一つであり、アメリカ大陸最古の都会のオアシスです。全体で686ヘクタールの面積のうち、290ヘクタールが緑地と湖に相当します。その内部は3つの区画に分割されていて、毎年約15,000,000人が訪れ、毎週末の来場者は約200,000人に上ります。 今月号では、このオアシスの第一区画に... More »

Bookmark?Remove?

カーニバルな2月 美と鮮やかさが街中を舞う

 - 

カルロス・マリーア・フローレス・リベイラ(ICLゼネラルディレクター) メキシコのようにカトリックの伝統が深く生活と結び付く国では、2月は「カーニバル」の月として知られています。その語源は知られていないとしても、当初の意味はこのようなものでした。復活祭の実質46日前にあたる水曜日からその前日までの期間である「四旬節」、それが始まる前の3日間の祝祭のことをカーニバルと呼んでいました。時が経ちこの土地に征服と融合の時期が訪れ、そして現在のグローバリゼーションによって宗教が変化していくに伴い、祝祭の熱狂はそのままにカーニ... More »

Bookmark?Remove?

新世代のメキシコ映画 進化する先に映し出されるものとは

 - 

1980年代の終わりから90年代の初頭、IMCINE(メキシコ映画技公社)の設立と共にメキシコにおける映画ブームが高まりをみせました。ホルヘ・フォンス監督の『ROJO AMANECER』、アルフォンソ・アラウ監督の『AGUA PARA CHOCOLATE(邦題:赤い薔薇ソースの伝説)』、ルイス・エストラダ監督の『La ley de Herodes』などは新世代のメキシコ映画として知られています。これらの映画界の変化は国内に留まらず、海外にも波及しました。そして次に挙げる4人の映画監督は、まさしくその「波」を作った監... More »