地下に造られたダム  ケレタロの新技術

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ヴェロニカ・プラソラ

エンジニア のミゲル・ア ルバレス・サ ンチェス氏【Miguel Alvarez Sanchez】は、日本で学んだ 建設技術により、ケレタロ州 政府と州水利委員会にサポ ートされている地下ダムAIR no.1の建設を行いました。こ のダムはこの先50年以上、 ケレタロの街から一番遠く、 かつ、水不足に悩み、基本的 な生活もままならなかった Charape de los pelonesの町 の住民に利益をもたらすこと でしょう。

このプロジェクトは、大きな関 心事として始まりました。その 結果、ケレタロ州の大きな課 題に果敢にチャレンジし、多 大な功績を残したとして、彼は メキシコ建設産業協会の2015 年の持続可能なプロジェクト 部門で、優秀な建築家として の名誉ライセンスを、ケレタロ 州知事José Calzada Rovirosa 氏の手から受け取ることとな るのです。

このアイデアは彼が日本で培 った経験、知識、実績によっ て行われました。1983年10月 から1985年3月まで彼は、京都 大学の「大学院・研究生の国 際コース」に在籍し、地球物 理学プログラムを修了しまし た。それに加え、FIUNAMの「 基礎と設計と構築」コースも 取り、その後は京都の留学生のためのコンピュータsimar中級 コース、1984年と1985年には日本 でFIUAQの道路舗装に関するコー スも取得しました。

日本で生活した30年後、彼はメキ シコにてプロジェクトを立ち上げ、 特にケレタロ州のダム建設では、 幾度の現地視察により、徹底的に 地形を調査し、環境流水を分析 し、工事箇所の選定を繰り返しま した。この調査により、Charape に有望な水流を発見し、研究・調 査が強化されていきます。

 

水の供給源として実現可能なダム の提案を固めるため、本格的な 地質学のメスを入れます。ダム周 辺の岩盤などの調査の結果、地下 に確認された千枚岩の層の上に 貯水する方法を採用することにし ました。そして、さらなる掘削によ る岩盤の詳細調査、また、工事器 材を算出する特殊なデータを得 るための調査も含む各種の調査・ 検証を綿密に行い、最終的にダム 建設地を正確に特定し、建設環 境や工事条件を微細に把握する ことができました。

次にダム壁と それらの構造計算に取りかかり、 やっと工事は着工されることとな ります。23日間の建設工期を経て、プロジ ェクトに参加したCharape de los pelonesの住民の献身的な仕事 のおかげもあり、地下ダムのAIR No.1は一年中水を供給することを 可能にし、生活水準の向上と安定 を与えています。

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